古いものこそ大切に

Posted: 2010年9月5日 カテゴリー: ふるさと

「灯台もと暗し」
写真は四国の実家にほど近い場所にありながら、一度も行った事がなかった、豊稔池ダム。
今回の夏の帰省で、夕暮れ時に、叔父貴の案内で子供を連れてやって来ました。

泰然と放水する美しい姿を観てください。
これは、日本唯一でありながら、日本最古の「石積みアーチ式ダム」なのです。
偶然とはいえ、その美しさを加速させる、放水に出会えたのは、本当に幸運でした。

その美しい姿は、農業潅漑対策用のダムとしての役目を立派に果たしながら、
2度ほどの補修工事を経て、地元の人々の手によって現存されている歴史的建造物です。
昔の人が、1コづつ石を積み上げて造ったんだと思うと、何とも言えない気持ちになってしまいます。

 豊稔池ダム1  豊稔池ダム2

かたや銀座では、泰明小学校(有楽町)や常盤小学校(日本橋)よりも、歴史的に貴重な建造物とされる(国重要文化財の価値があると言われる)
明石小学校が老朽化を理由に取り壊し(建てかえ)になってしまいそうな雰囲気だ。

愚息が卒業した、慶岸寺幼稚園も、園舎に耐震基準と現在の補助金のバランスでは経営が立ち行かなく、計画道路のこともあり
来年からは園児の募集を停止し、3年後には閉園してしまう。
土の園庭を、どろんこになって裸足で走り回る子供たち…これだけで愚息の入園を決めた当時を思い出す。
木造の園舎は、隙間風と一緒にクレヨンと上履きの匂いがした。。。45年前、小職が通った幼稚園と同じ、昭和の匂いだった。
夏のお泊り保育のイベントは「キモだめし」。。。お寺の幼稚園だけに、キモだめしのインフラが完璧に整っているのには笑った。

ちなみに、その計画道路、地元では誰も望んでいない…
どうもこの国の役人には、古いものを大切にするという「根性」がなければ、「品性」もない。
加えて「知性」がないのは、「後世に残そう」とする方法論を考え抜き、折衝し、努力することを確実にサボっている。

「古いヤツだとお思いでしょうが…(中略)…世の中、右も左も真っ暗闇じゃあござんせんか!」by 鶴田浩二
このニッポンというとっても悲しくスチューピットな国は、いったいどこに行くんざんしょねえ。。。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中